最近は流行っている曲をチェックして勉強するようにしています。
今年に入ってから依頼してもらえたお仕事がEDMとヒップホップばかりなので、
おそらく今はそこに自分が求められていると考えて日々精進してます。
去年から今年にかけてEDMダンスミュージックのシーンでは、BPMの遅い曲が注意を引くようでセールス的にもチェインスモーカーズなんかが流行ってます。
先月くらいから流行りだした曲がすごく面白いので耳コピしてました。フックの部分を見て見ようと思います。
曲はZedd&Alessia Caraの”Stay”
1:05から始まるボイスサンプル、ベース、ドラムを中心に展開する部分の話をします。
BPMは102でほとんどゆれてないみたいです。
キーはAb/Fm、5秒で調べました。秒速でキーを調べる方法はこの記事で書いてます。
ベースを追った上でピアノを弾きながらコードを付けていった所
Db Eb Fm Cm のように聞こえました。
(IV V VIm IIIm、キーがCだとしたらF G Am Em)
このジャンルの曲って日本のポップスとは違って驚くほどダイアトニックしか使いません。
間違いなく色々見落としそうだったので、
主旋律として聴こえるボイスサンプル(トップノート)のメロディーと
ベース、
主旋律の下でなってるボイスサンプルの音を採譜します。
ちなみに僕は低音域の音程感が実は悪いので低音が上手く取れないときは1オクターブ上げます。
主旋律の下でなってる音はCapoというソフトを使って確認しました。デモ版しか持ってないんですけど、なってる音の確認にしか使わないので僕には十分です。こんな感じで表示されてすごく便利です。
譜面とピアノロールどっちがいいのか悩みますが、ピアノロールで行ってみます。
わかりやすくするためにキーをCにして説明します。
まず冒頭で書いたとおりF G Am Emだと思ってました。
最初はFでOKです。次もGに行きますがすぐにベースをgで維持したままConGへ行きます。クラシック的に転位ともとれますね。
次にAmはOKです。次のEmに行く前にeをベースにしたAmの展開型になってからEmに言っています。
同じベースで8分でコードを変えています。
このフックの部分はほとんどの音が同じタイミングでなるからコード展開に自由度があってピアノ曲を聴いているような印象を持ちました。
音がある瞬間とない瞬間のコントラストをはっきりさせるタイプのダンスミュージックの面白い可能性だなと思います。
2017/04/30 追記
オーディオジャングルで販売開始したトラックでこのコード展開方法を使っています。