音楽制作

意外と知られていないリファレンスのテクニック3選

投稿日:2017年04月30日 更新日:

タイトルに3つのとか数字を入れた方がいいってネットで読んだので入れてみたら、結婚式に会社の上司が言いそうなやつになってしまいました。

今日は音楽制作におけるリファレンスについて書きます。

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リファレンスとは「参照」です。
要は参考にしてまねするってこと。

音楽に限らず、客観性が要求される制作物ほどリファレンスの重要性が言われます
過去記事で書いたiZotopのミックスのTipsの動画の中でもエンリケが強調していました。

このリファレンスですが音楽制作の様々な面で登場します。
以下3つ

1、ミックスのためのリファレンス
2、作曲のためのリファレンス
3、映像リファレンス

 


1.ミックスのためのリファレンス

DAWのセッション画面に1つトラックを割いてリファレンス曲を貼るというのがもはや常識になっています。

低域、高域それぞれどのくらいまで出すべきか、
中はどのくらい厚みをもたせるかというのをミックスしていく中で常にリファレンスと聴き比べながら進めて行きます。

作業の中で頻繁にリファレンストラックに戻ることによって客観性を維持するという役割もあります。

最近の楽曲は概ね音圧がかなり上がっているので、今ミックスしている曲と同じくらいの音圧レベルまで下げた上で比較します。

注意点として、特に低域がどのくらい出ているかはアナライザーを使って確認したほうがいいです。

低域は耳で同じくらいの量を作ったつもりでも違う再生環境で聴き比べると出方、量が全然違うことがあるからです。

なぜこんなことが起こるかというと低域に関してはスピーカーや部屋によって大きく出っ張る所と引っ込むところがあるからです。

20hzくらいの聞き取れないくらい低い音から250hzくらいまで順にシンプルなサイン波を半音ずつ上げて慣らしていくと分かるのですが、同じ音量でならしていても急に音量が大きくなった小さくなったすることに気づくと思います。

なのでリファレンスとスペクトラムの形を見比べた上で最終的に耳で判断をすることでミスはずっと減ります。

2. 作曲のためのリファレンス

これは作曲や編曲をしている最中に参照する楽曲です。

この楽曲のこの雰囲気を取り入れたいとか、コード進行をそのまま使いたいなどといった参照例を集めます。

1曲作るのにこの作曲用リファレンスつまり資料曲を数十曲集める人もいるそうです。

iTuneやspotifyのプレイリストにリファレンス曲をまとめて作曲段階で常に立ち上げて使えるアイデアを都度拾って行くイメージです。

DAWセッションには貼らなくてもいいと思いますが、
僕個人的には参照したい音楽があったら完全に全部の音を拾って分析してはじめて分かることが多いので、結構貼ってます。

さらにそのオーディオトラックの下に耳コピしたピアノ音のmidiデータを貼ってることもあります。

3. 映像リファレンス

わかりやすいように映像リファレンスと書きましたが映像だけでなく、画像、ナレーション、ストーリー、土地、製品など音楽以外の関係資料です。

クライアントワークの場合、ほとんどのケースで今作っている曲が何に使われるのか、どんな映像と一緒にながれるのか、など付随することになるであろう別メディアの情報を得ているはずです。

そういった画像や映像を見ながら制作をすることでイメージがそこから離れないように飛躍しすぎないようにします

仮に映像が上がってない状態での制作でも、打ち合わせた中でその時点で分かっている条件を満たす映像をYoutube
などで探して、いつでも参照できるようにしておきます。

これは怠ると音楽が違う方向に独り歩きしてしまい結果的に修正しなければいけなくなります。

自分が作っている以上その曲を贔屓目に見てしまうので、修正に踏み切ることはなかなか難しいです。

クライアントに言われるまで修正に踏み切れなかったっていうケースを防ぐためにもイメージ映像、画像との照らし合わせは常にやるようにしましょう。

僕の場合ストックミュージックを作る場合でも同じように感じてます。

音楽が進むに任せて自由に作った曲というのはサウンドクラウドやその音楽自体を評価されるメディアではたくさんのLikeや拡散を得られたとしても、ロイヤリティー素材としては売れないケースが多いです。

SoundCloudで評価される曲とAudioJungleで稼ぐ曲は思いの外、離れています。

ストックミュージックの現場では自分で仮で設定した映像等にがっちり合わせなが作った楽曲の方が確実に売れます。

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