ときどきTB-303の音がほしくてシュミレートもののAUかVSTプラグインをずっと探していたんですけど、おそらくこれが一番本物に近いんじゃないかっていうのを見つけました。
画像はhttps://www.etsy.com/shop/TheGunsOfBrixton1979より
AudioRealismのBassLine3(ABL3) です。
http://www.audiorealism.se/abl3.html
アシッドぽいフレーズの打ち込みをする時って無理やりMIDIでやろうとするとなんか足りない感じになるんです。
まあ原因はあきらかにピッチベンドやベロシティーを打ち込んでないからなんですけど。
そいうわけでTB-303の実機と同じ感じの操作性のプラグインで音もそっくりなやつが欲しかったんです。
まず音に関しては完璧に例の音です。
デモをいろいろと聞いた結果、このABL3と同じくAudiorealismのABL2Xが頭ひとつ出ていい感じです。
友人の家にある実機を触ったことがあるのですが、ちょっとピーキーというか暴れてるというか、ある程度のトリートメントと慣れが必要な感じがあったので、僕はむしろこっちのほうがいいです。
操作性もすごくいいです。
一応簡単に説明しておくと、
中央の段がシンセ部分で音を作ります。
だいたい見たまんまですね。
下の段がパターン部分でシーケンスを作ります。
右の黄色い数字が今現在のステップを現しています。
左の青い数字が何ステップでループするかです。
ステップは最大64ステップまで設定できます。
各ステップごとに
ノート
GATE : そのステップを発音するか(on off)
DOWNとUP : オクターブ上下(両方押したらビブラート)
ACC : アクセントをつける
SLIDE :ピッチをスライドして前のピッチから移動してくる
を設定します。
一番興奮したのが
RANDOMボタンです。
各ステップの設定をランダマイズします。
そしてすごい高確率でいい感じのフレーズができます。
ALTERボタンは
いま設定してる各ステップの設定はそのままに順番だけランダムに入れ替えます。
曲のキーに合わせてステップを組んだ後に、使うノートは維持したままのランダマイズをかけるという使い方だと思います。
SHIFT : ステップをひとつずつずらします
ここで設定したそれぞれのステップはPATTERN画面で全部まとめて見ながら編集もできます。
個人的にはランダムでいい感じのフレーズを探してから、この画面で微調整するっていう流れが一番しっくりきてます。
ちなみに試してませんが、シーケンスオーディオファイルをスキャンしてコピーするっていうWAVE機能もあります。
値段は$95
デモ版は保存ができないのと
周期的に強制ピッチベンド&不快なモジュレーションがかかります。
ところで今テクノメッカのベルリンに住んでいるのですが、このABL3をテンション上がって部屋でならしまくってたら、ルームメイトに「あー、結局お前もそっち行っちゃたか。。」って言われました。