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結局たくさん作る人には勝てない

投稿日:2017年05月22日 更新日:

ものづくりの分野でよく議論されることに「多作がいいか寡作がいいか」というものがあります。
要は下手でもたくさん作ったほうがいいか、たくさんは作れなくても完成度の高いものだけを発表していったほうがいいか。

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今現在の一般的な風潮としては多作のほうがいい作品を生み出しやすいという考え方が主流のようです。

よく言われる根拠は

・過去の偉人は多作がが多い(ピカソ、モーツァルトなど)

・多くのフィードバックを得られるので成長できる

僕個人の考えとしては結果的にいい作品がつくれるかどうかという点に関して言えば、人それぞれだ思います。

その人の作品の質と完成度や技術的成長って作業量や作業時間には比例するけど発表量には対して比例しない。

つまり同じ時間やってれば発表しなくても思考錯誤するし新しい知識を得るし、他人からフィードバックを得る。

実際、自分の周りのクリエーターをみてもクオリティーやアイデアの面白さとその人の制作量って関係あるように思えません。

良い作品を作るという点に関してだけ言えば一長一短。人によると思います。

ただ

評価を得られるか、お金を得られるかという点に関して絞って言えば圧倒的に多作の人が勝ちます。

例えば有名なレーベルからCDをリリースすることがゴールだとします。

レーベル側は将来的なメリットを考えてあなたと契約するかを考えます。

あなたが将来的にもどんどん曲を生み出せそうな感じじゃないと契約に至りません。

なぜなら多くのアーティストは2枚目、3枚目でヒットを出し1枚目の赤字をペイするから。

だから他にも曲を送ってって言えばポンポン送ってくるようなアーティストが求められる。

猛烈に苦しみながらなんとかやっと1曲作って持ってくるアーティストは今素晴らしい曲を持ってきたとしてもレーベル側からしたら契約しづらいのです。

この傾向はインターネット時代になってより加速しました。

YouTubeの視聴回数、ブログのPV、これらも継続的に作り続ける人に恩恵や報酬がもたらされる仕組みになっています。

なぜなら、たくさんの作り手が無限に生み出すようになった作品に対して出来る限り平等に機会を与えることがよりよいプラットフォームの構築にとって有効だから

その結果、作品をリリースした直後は一瞬その作品の露出が与えられるアルゴリズムが主流になりました。

最初に光が当たった後は他の作品に埋もれるかもしれないし、あるいは埋もれることなく見られ続けるかもしれません。

大事なのは少なくとも最初の一瞬だけは光が当たること。

つまり作品を出した一瞬だけはそのアーティストに光があたるということ。

そこには過去に出した作品、曲、映像、文章も含まれます。

そう考えると評価や結果を得るもっとも合理的な方法はなるべく短いスパンで発信し続けるということです。

 

歴史的に見ても、生前はずっと貧しかったけれども死後その作品が評価された人は寡作な人が多く、生前功績を讃えられ富と名声を得る人生を送った人は多作な人が傾向としては多いです。

時が立てば、彼等は天才として同じくくりに捉えられますが、全くちがうタイプの人です。

少しの作品を作ることで優雅な人生を送った芸術家って想像ができません。

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