音楽家と筋トレは全く関係のない世界の話のように思っていましたが、ふと気づいたんです。
著名な音楽家って結構鍛えてるなと。
話は遡って中学生の頃の担任の先生の持論から始まるんですけど、(以下先生の持論)
バスケ部とサッカー部を比較すると、3年になって引退した後に成績が伸びるのは平均的にバスケ部。
その原因は競技の中でバスケは前腕筋が鍛えられるからである。
勉強を続ける際に脳の持久力とともに体の持久力も続けられるかどうかの原因になる。
勉強の場合、鉛筆を持つための筋肉、前腕の筋肉が十分に発達してるかどうかで結果におおきな違いが出る。
というものでした。
当時はJリーグブームとスラムダンクブームがコンフリクトしていて、この2つの部活に部員が集中してました。
先生もそこまで深い意味はなくこの持論を冗談交じりで持ち出したのだとは思います。
ただ当時の僕はサッカー部で気が気じゃなかった…。
その後の人生で集中力の持続時間の不足を感じるたびにこの話を思い出していました。
確かに一理あるかもと思うのです。
疲れてるけど今日中に1曲仕上げないといけない。
やることべき作業はわかっているけど、大量にある。
そういうときってもう一歩前にすすめるかどうかって気力よりも体力だと感じることがあります。
むしろ気力やモチベーションがなくても、体力で押し切れてしまうタイプの作曲もわりとある。
特にテンプレで進行できるような楽曲の場合。
それにまわりを見回しても、音楽だけで食べてる人ってみんながっしりしてる。
一般的イメージとしてはガリガリの天才ミュージシャンっていかにもいそうな感じですが、実際にはぼくの周りにはいませんね。
なのでまずネットで画像検索してみました。
以下はネットで拾ってきた日本のだれもが知ってる作曲家の前腕画像です。
顔はたぶん載せるの肖像権NGだと思うので名前と腕画像です。
Y.Nakataの前腕
T.Komuroの前腕
J.Hisaishiの前腕
R.Sakamotoの前腕
たしかに全員太いかもしれない。
上にあげたほとんどの音楽家は身体自体には細い印象があります。
にしても画像で見る限り前腕は細身の平均男性よりもあきらかに太いと思います。
ならばとりあえず鍛えてみようということで
鍛えてみました。
ただダンベルをもってないので自重トレーニングでいちばん効果的な方法をさがしたところ
拳立て伏せというのがみつかりました。
コブシで腕立て伏せをやるというもので、これならダンベルなしでも床にタオルを敷けばできます。
さらに調べると10回程度が限界っていうレベルの負荷を3セット、1日おきにやるのがもっとも効果的ということでした(ネット情報)。
そこから導いたトレーニングメニューは
片手で拳立て10回を間を空けて3セット(一日おき)
4月の上旬くらいにやりだしたので、今2ヶ月くらいです。
5月が終わった時点での制作への影響ですが、作った曲はライブセット含めて8曲でした。
ライブセットの制作が入る月は時間をとられるのでだいたい4,5曲くらいになるのですが、かなりがんばれたと思います。
自分の中では驚異的に効果が出てますが、まだ2ヶ月ということと、試してるのが僕だけだといこうことで検証の母数が少ないので、効果を断言できる段階ではないです。
ですが追加情報として
友人のイギリス人女性(在タンザニア発展途上国への教育系NGO勤務)の話です。
彼女の仕事柄、国ごとに何歳くらいから男女交際がはじまるかっていう話題から腕の話になりました。
男性の場合、前腕筋はモテるモテないにかなり大きく関わる。
人間は通常服を着ているから、体のほとんど衣服が覆っている。
でも手首だけは常に外側から見ることができる。
だから人と人が会うと無意識のうちに手首の太さから相手の戦闘能力を推測し、戦った場合どちらが勝つかを念頭にいれて人間関係が構築される。
もちろん手首の太さでダイレクトに序列が決まるわけではないが、お互いの無意識下で気づかないうちに大きな影響をうけている。
メスはオスを選ぶ際に身の安全を守るために本能的により強いオスを求める。
もちろん現代社会では社会的地位や経済力に大きなアドバンテージがあるが、潜在意識に働きかける生物個体としての強さ(前腕の太さ)は予想以上に大きな結果を作る。
日本でもほっそいハンサムな男はテレビスターにはなれるかもしれにけど、現実世界でモテてないでしょ?
なんか分かる気がしなくもないです。
せっかく前腕を鍛えたにもかかわらず制作にいい影響がなかったとしても、少なくともモテるようにはなるみたいです。
※片手拳立て伏せは結構危険かもしれません。ダンベルをお持ちの方はダンベルで鍛えたほうがいいと思います。