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謎の名画の展示を見に行って音楽制作に役立てられそうだと感じたこと

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先日、謎の画家と言われるヒエロニムス・ボスの代表作「快楽の園」のインスタレーションを見に行きました。

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ヒエロニムスは15世紀、オランダの画家です。
当時、公式の画家として活動し王侯貴族の依頼で多くの作品を作ったことが分かっていますが、その後の宗教改革で多くが失われていしまい、現存する作品は少なく、彼自身の詳しい情報も残されていません。

今回は彼の代表作「快楽の園」の解釈をプロジェクションとインスタレーションで展開する展示会に行きました。

Hieronymus Bosch: Visions Alive

出典 Wikipedia

「快楽の園」は3枚のパネルから構成されています。
(両側のパネルをとじるとさらに外側にも絵画が描かれています。)

今回この展示をみながら音楽制作について関連して考えたことを書きます。

情報量の多さはいつの時代も人を引き付ける

やはり最初に圧倒的な情報量に驚かされます。
それぞれのモチーフが今現在でも色々な解釈がなされ、それが長い年月に渡って人々を魅了してきた大きな理由のひとつになっています。

音楽制作において

増えていく要素や起こる変化などといった情報の数をカウントしていって数えられないところまで情報量をふやしながら、かつバランスをくずさないことが重要。
リスナーが気づかないレベルでどれだけ情報量をふやしていけるかということが作品のクオリティーを左右する。

恐怖感とユーモア、相反する要素のバランス

各モチーフは恐怖感を想起するものが多いのですが、それをユーモラスに滑稽に表現することで、全体が恐怖感へ傾くことなくバランスを取っています。

音楽で言うと

悲しいメロディーに対して明るいコード進行をつけたり、
なだらかに展開に対してせわしなく音色を変化させたり、
1つの方向性に対して逆の方向性を充てがって、両側から引っ張り合うことによって作品の説得力が上がる。

辛い料理に砂糖をいれるようなも感じですね。

 

 

遠くのものが鮮明にみえるという非現実

本来であれば遠方にある物体は細部がぼやけてくるはずなのですが、その自然法則を無視して遠くの物体を細かく描写することで非現実的な世界観を作り出しています。

音楽で考えると

まず自然さを求めるなら遠くに音像を置きたいならばアタックなど音のエッジの部分を弱めることで実現できる
あえてその逆の調整をすることで、人工的、非現実的な空間を作ることも可能。

__

展示ではそれぞれのモチーフを映像化したプロジェクションと、細かい解釈を説明するインスタレーションで構成されていました。

大きなプロジェクションを見ながら会場においてあるクッションに寝っ転がって鑑賞するっていうスタイルでした。

2017年6月18日までAlte Münze Berlinで開催されてます。

 

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