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ケイシー・ネイスタットの動画からBGMの使い方を学ぶ

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2016年一世を風靡したアメリカ人YouTuberといえばケイシー・ネイスタットだと思います。
僕も一時期ハマっててほぼ毎日更新されるYouTube動画(彼はVlogと呼ぶ)を楽しみにしていました。出典 Tumbler

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動画の内容は世界中を旅行しまくるリア充日記と電動スケボーやドローンをはじめとする最新ガジェットを使いまわすライフスタイル、家族を愛する夫、父親としてのストーリーといった感じでエンターテイメントとしても常に見ごたえのあるコンテンツを提供していました。

2016年の暮れぐらいにVLOG終了を宣言したのですが、やめられないみたいで今でも新しい動画が上がってます。

個人的に特に注目していたのがBGMのチョイスと使い方のセンスでした。

YouTube映像を作っている人にも映像向けの音楽を作っている人にも参考になると思うので彼の手法をまとめて置きたいと思います。

下の動画は2016年9月に投稿されてわずか9ヶ月で3800万再生されている人気動画です。

 

BGMのチョイス

この動画だけに限らず、BGMのチョイスはサンプリングベースのヒップホップが圧倒的に多いです。

ニューヨークをベースに撮影がおこなわれるのでご当地ミュージックとしてのヒップホップを選んでいるということもあるとおもいますが、概ねいつもヒップホップがBGMに使われるということによって沢山の動画作品全体に対する統一感を作ることができています。

全体を通して一貫したルールがあると人はそこに高級感や権威的なものを感じる傾向があります。

そういった意味で音楽を通したブランディングが上手く行っています。

サンプリングミュージックのアドバンテージ

さらによく考えられていて、ヒップホップ以外の音楽というのはEDMでもジャズでもロックでも使われる楽器の音色がだいたい似通ったものになってしまいます。

ところがサンプリング主体のヒップホップであれば音色自体はジャズがネタになっているものもあれば、ロックがネタになっているものもありますから、BGMの作り出す雰囲気にかなりのバリエーションをもたせることができるのです。

シーンに合わせて曲を細かく切り刻む

映像のながれに合わせて1曲の音楽をリミックスのように切り刻んでいます。

これは今までのYouTube映像の常識からするとかなり革新的です。

声を入れている部分では思い切って完全に音楽を止めて、声の終わりで再び音楽を入れます。

あるいはイントロを意図的にループされている時もあります。

切り刻み安い音楽という点で考えてもヒップホップというチョイスはとても合理的です。

音楽を作る方としてはストックミュージック等の制作で楽曲を映像作家さんにまる渡しする場合、場合によっては切りやすいように作ることもひとつの選択かもしれません。

曲を変えて映像の区切りを作る

下の動画では9分の動画の中で2曲が使われています。


6:35で使用される曲が変わるのですが、前半の無邪気にドローンで遊んでいるシーンから超高級ホテルのレビューに変わるところで音楽を変えています。

やはり両方共サンプリングを使ったヒップホップですが、それぞれに合わせた雰囲気の楽曲を使い分けて動画の趣旨をきっぱりと分けることで、映像全体の印象が散漫にならないようになっています。

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音楽の使い方という視点で見てみましたが、当然映像編集の視点でみるともっと学べることの多いアーティストだと思います。
CaseyNeistat

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