書評

2番、3番煎じにどんどん乗っかって行こう

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「動画クリエイターになるな!: Youtube/ニコニコ動画で生活する方法の研究」という本を読みました。

至道流星氏, 架神恭介氏, 泉和良氏, 今井三太郎氏の共著で、対談を書き起こした本なんですが、すごく良かったので書評を書きます。

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このシリーズは「小説家になるな!」と「ブログで成功するための9つの法則」っていう本も読んでるんですけど、かなりドライに現実的な本音と戦略が書いてあって勉強になります。

今回は、音楽家として映像制作側へ視点を向けた本を読んで見るのもいいかもと思って読んだのですが、むしろ音楽家としての稼ぎ方や活動方法に対してのヒントが多かった。

いつもはこういった本を読んで、メモしたりマーカー引いたりするところって多くて5箇所くらいなんですけど、この本は17箇所ありました。

全部書き出したいんですけど、それだとネタバレになってしまうので3つ拾って書きます。

マーケティングの考え方として、まず露出が大事

小説だろうと動画であろうと(音楽であろうと)どんなに面白いコンテンツを作っても人の目に触れなければ意味がない。

これは大前提として何度か語られていました。

言われてみれば当然なんですけど、目の前のことが「創作」となってしまうとつい忘れてしまうし、そこと折り合いをつけつつ人目に触れるように動くということが創作で食べていくということなんですよね。

既に盛り上がっているジャンルがあったり、盛り上がっているクリエイターがいれば、そこに寄せていくというn番煎じな方法が手っ取り早いです。

これも納得です。

人がすでにやっていることをやるべきかやらないべきかっていう局面に立つことって創作に関わってれば常にあるんと思うんですけど、最近僕もとりあえずやったほうがいいという結論に達してます。

この本では動画メディアでファンを付けるてっとり早い方法の一例として書かれています。

個人的にはもっと早くからやっとけば良かったっていうようなことも、気にせずやったほうがいいと思ってます。

遅れてでもやらなければそれに気づきさえしないわけですから、気づけたんならそこから発展させようがあります。

基本的に彼ら彼女らは「お願いしないと動かない」のです。

いいものを作ってそれを提示したからいって、それがすぐにそのまま売れるわけではなく、ファンやオーディエンスに「すごいものを作ったから、買って下さい」とか「フォローしてください」という意思表示をしないといけないということ。

もう自分の経験に重なりすぎて少し痛いくらいでした。

いかにも”アーティスト”的なセールスや報酬に頓着しないスタンスってもう時代として終わってるんですよね。

そしてこの流れで架神氏の”だから、クラウドファンディングは成功しやすい(?)のかもしれません。「全力でお願い」してるから…”という気づき発言にすごく納得しました。

__

3つだけ書きました。

このシリーズの他の本を読んでるときも思ったんですけど、今の音楽家を取り巻く現状って映像クリエーターや小説家や専業ブロガーと比べるとかなり恵まれてますね。

基本的にはYouTuberやニコ動で活動する人に向けて書かれた本ですが、ネットで活動するあらゆる作り手におすすめします。

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