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EQの原理と(たぶん)WAVESにQ1からQ10まである理由

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EQの原理をちゃんと考える機会ってあんまりないですよね。
でもこれを理解するとミックスをより良くするためにできることが見えてきます。

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言うまでもなくEQ(イコライザー)とは特定の周波数帯の音を大きくしたり小さくしたりできるエフェクターです。

日頃から僕も何の疑問も持たずにローをカットしたりハイをブーストしたりしてます。

では、どうやって音声信号の特定の周波数帯のみを上げたり下げたりしているのでしょうか?

EQは位相をぶつけることで実装してる

かなり大雑把な答えになりますが、位相をずらした音を重ねることで可能にしています。

位相とは音の波形です。

こんなの


オーディオデーターをDAW上で拡大しまくったら見える波です。

このくねくねが真反対にくねくねしてる波形とキレイに重なったらその音は打ち消し合って聞こえなくなります。

この特性を利用してEQは作られています。

例えばピアノの一番低いラの基音は一般的に27.5hzです。(実際にはそれに加えてその倍音がなっています。)

これは1秒間に27.5回くねくねしている音です。

つまり1秒÷27.5=0.036363636…秒周期で上下している音です。

この周波数を消そうと思ったらその半分の周期0.01818181..遅れで同じ周期の音をぶつければ打ち消し合うわけです。


27.5hzっていうのは結構低い音ですがもっと上の周波数を消そうと思ったらもっと短い周期で遅れた音をぶつけるわけです。

元の音に対して消したい周波数の半周分遅れた音をぶつけるというのがイコライザーのしくみです。

つまり超短いディレイを重ねてるということ。

(それはディレイと呼ぶには短すぎるくらい短いディレイ、、詩的)

つまりEQをかけすぎると音がぼやける

となるとEQをひとつかけるとわずかに遅れた音が1つ重なることになります。

さらにQポイントが1つ増えるともう一つ音を重ねたことになる。

もちろんすごく短いディレイなので認識できないくらいなのですが、どうしても音の芯がぼやけてきます。

これがEQのかけ過ぎはよくないと言われる理由です。

EQをブーストではなくカットで使うべき理由

それからEQで1つの周波数帯をカットする場合、そのために1つの遅れた音を重ねますが、

逆にブーストする場合、カットしたい周波数の上下をカットしてその上で全体を持ち上げるという流れで処理されているので上下分2つの遅れた波形を重ねることになります。

つまりカットする場合に比べてブーストする場合の方が位相が歪むのです。

現実的には難しい局面もありますがEQはなるべくカットで使うということも頭にいれておきましょう。

つまりQポイントは少なければ少ないほど音はキレイだし、録音の段階あるいは音色選びの段階で、なるべくあとからEQでの処理頻度を減らせるように工夫していたほうが音質の向上が見込まれます。

以上がEQの原理をすごく大まかに説明しました。

この説明、人に教わったのか本で読んだのかおぼえてなくて手持ちの資料も見返してたんですけど、情報元がみつかりませんでした。
間違ってたら指摘して下さい。

WAVES、Q10買ったら7個も入ってる理由

ここからたぶんです。

タイトルにも書いていますがWAVESのQ10を持っている人はわかると思いますがQ1,2,3,4,6,8,10と7種類も入ってます。

Q10だけあればいいじゃないかって多くの人が思うと思います。

しかしQポイントが10個あるということはオリジナルの音を10個に枝分かれさせて遅らせて重ねているということになるます。

だから必要最低限のQポイント数のEQを使った方が音質劣化は防げるという考え方なのではないかと思っています。

さらに例えば1つの音を重ねる構造のエフェクター(Q1)と10個(ブーストする場合を考えるとそれ以上)の音を重ねるエフェクター(Q10)だとCPU不可もかなり変わるはずです。

例えばハイパスだけかけたいならQ1にで済ませたほうができる限り音質劣化は防げるだろうという理解のもと僕はなるべくすくないQXを使っています。

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