「耳かきが良くないからやめなさい」っていうのは、ネットでも頻繁に目にします。
かくいう僕も耳かき中毒でした。
ネットでよくみるやつ
そもそもネット上で見つかる耳かきをやっちゃいけないとされる理由は綿棒で耳垢を中に押し込むからというものです。
Why you shouldn’t use cotton swabs to clean your ears
ひじよりデカイものを耳に入れるな、そんなことしても難聴やめまいの原因にしかならない。
耳垢はバイキンが入るのを防いでるし、古くなった耳垢は通常の顎の動きや耳道の皮膚の成長によって外に排出される。…
ただ、だいたい殆どの記事が「綿棒」と「押し込む」というワードに終止するので竹の耳かき派の僕には関係ないことだと思っていました。
耳かきしない効果を感じていた
しかし
ドイツに移住してから半年間くらい耳かき無しの生活を送ってました。
なぜならどこにも耳かきが売ってないから。(ドイツ人は耳かきしないし、耳かきを知りません)
そしたらなんか聞こえが良くなってたような気がしてたんです。
特に低音。
にもかかわらずその後、日本から本やら服やらを送ってもらったときに耳かきをいっしょに送ってもらってしまったせいで、耳かき中毒は再発してしまいました。
そこから3ヶ月ほどリバウンド的に耳かき生活をしていました。
酷いときは音楽作ってるか耳かきしてるかみたいな生活になってました。
そうすると、なんとなく低域の感度が下がってる気がしてきたんです。
家で作業してる時はあんまり思わなかったのですが、スタジオのでかいモニターで聴いた時の低域の見え方がスタジオ行くたびに悪くなる気がしてた。
それが先月の話です。
結果的にその後、一念発起して耳かきをやめています。
耳にいい影響があっているかどうかはまだ何とも言えません。
いかにして耳かきをやめるか
耳かき中毒者はわかると思いますが、手元に耳かきがあるのに耳かきをしないというのはなかなかの至難です。
気づいたらやってしまってます。
そして一度はじめると結構時間を食う。
耳に悪いだけでなく時間まで浪費してしまう。
今のところやめて1ヶ月ですがどうやってやめたかを書いておきます。
耳かきを隠した(自分で)
僕の住んでる家は部屋の外の廊下に衣装棚が置いてあってそこに洋服をしまってるんですけど、そこに置いてる冬のジャケットのポケットに耳かきをしまいました。
とにかく部屋から出したということです。
部屋の外ということで洗面所におこうと思ったんですけど、間違いなくシャワーを浴びたついでに耳かきしちゃんうので部屋の外の衣類棚にしました。
自分で分からないところに隠すことは不可能なのでせめて、遠ざけたわけです。
ドラクエ法を導入
悪い習慣をなくすということに関しては何にでも応用可能なんですがドラクエ法というのがあります。
耳かきをしたくなったら、即座に頭のなかでドラクエの文字画面を想像します。
乗り越えますか?
↓
はい
いいえ
「はい」を選択します。
耳かきに対する欲望があらわれるたびにこれをくりかえします。
そして耳かきをしないという習慣が定着するまで乗り越えるたびにメモ帳に正の字を書いてカウントし100を目指します。
カウントして100を目指すということが大事です。
「耳かきをしたい」という感情(あるいは感覚)と脳内のドラクエの画面とメモ帳に正の字を書くという一連の流れを作ってしまいます。
なんとなくやってしまっているという状況が断ち切りづらい連鎖を生み出してしまいます。
耳かきをしたい→耳かきをさがす→耳かきをする
という流れを
耳かきをしたい→ドラクエの画面を思い出す→1カウントする
という流れに書き換えるのです。
この方法はやめたい習慣ほとんどに有効です。
自慢話をしてしまう習慣、ネットを見すぎてしまう習慣、人の言動を気にしてしまう習慣、そういった悪習は経験的に100カウントくらいすることで消せます。