音楽制作

打ち込みの曲のクオリティーが上がる空気録りテクニック

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DAWで曲を作っていると、曲の中で使われた録音素材がすべてコンピューターの中から出てきたものになっているという状況つまりPC内ですべて完結してしまっている状況は多いと思います。

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サンプリング音源ライブラリーもプラグインのシンセも音源としてのクオリティーは高いですから、そうなってしまうこと自体不思議なことではないですよね。

もちろん市販のサンプリング音源ライブラリーは作られる際に高品質なマイクが使われていますから、生の空気感がそこで入りそうなものですが、高品質すぎるがゆえに返って硬質な感じが出てしまいます。

さらにスタジオやホールの鳴りまで一緒に録ってあるオーケストラ音源なんかでも、1つのノートに対して毎度全く同じ空間のアンビエンスが繰り返されるわけですからどうしても打ち込みっぽさや硬さが抜けません。

こういった状況の解決策として有効なのは生楽器、生演奏を楽曲のなかにいれるということです。

ストリングスでも例えばトップのバイオリンにこだわらず、中のチェロだったりビオラだったりメインでない楽器のみを生音にするだけでも変わります。

ただし問題点もありまして、

1.十分に上手い演奏者をみつけられない場合がある
2.生楽器で演奏できないタイプの楽曲(テクノにおけるシンセなど)

といったケースも考えられれます。

そういった場合でも、打ち込み感の強すぎるトラックをオーガニックにするためのテクニックを書いておきます。

結論からいうと

特定のトラックをモニタースピーカーからソロでならしてマイク録りして曲に混ぜる

というものです。

「特定のトラック」とは?

どのトラックに対してこの処理を行うかですが、

現時点で浮いていうように感じるトラック
打ち込み臭の原因になってしまっているトラック

といったところです。

例えばエレピのバッキングやテクノ的なシーケンスに対して行うと効果的だと思います。

メインのリード楽器に対して行っても効果はあると思いますが、あまり高品質でない録音機材や環境でおこなったときにトラック全体に悪い影響を与えてしまうことがあるので避けています。

マイクのセッティング

空気録りですからコンデンサーマイクでなるべく細かな情報を録音できるのが理想ですが、シュアーのSM58や57なんかでも十分に効果があります。(音を汚すことが目的なのでかえって良いときすらあります。)

マイクの位置はモニタースピーカーに対して部屋の反対側にマイクをおいて録音します

いつも作業している部屋でやってもいいですし、残響がでるバスルームや天井の高い階段でやっても面白いです。

録音中モニタースピーカーからマイクに入った音がでないように注意して下さい。無限フィードバックして機材や耳に損傷を与えてしまいます!!

 

混ぜる

そうやってとった音をDAWに貼り付けてリバーブをミックスするのと同じように混ぜていきます。

ある程度原音との間で位相キャンセリングが起こってしまうのは避けられませんので、EQで残響成分を持ち上げたり、コンプやエンべローパーでアタックを落としたりして調整しますが、耳で聞いてそのトラックが認識できるほど大きくする必要はないです。

全体で聞きながらミュートした時に何か変わる気がするくらいのボリュームでいれても不思議と効果があります。

AudioJungleで販売しているAtagoSoundsの楽曲ですが、0:30くらいからなり続けるエレピのアルペジオシーケンスにこの手法を使っています。


 

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